MaveRickとGREENSTOVEがこの冬ダブルネームのストーブを発売いたしました。
前作の「Hori3」の改良版としてさらに使い勝手の良さを求め小型化を行い、新たなシステムや付属品を追加。
さらに満足できるハイブリットストーブ「MPS-01」としてデビューしました。
小型化した分天面を大きく使える工夫をしました。
アウトドアでオーブンが使えます。MPS-01にはオーブンの扉に大きな窓も付きました。
外での組立が簡単になるようにフック式の組立に。
タンクも大きく最大約7時間分のペレットが入れられます。
バーナートーチをつかって簡単に焚き付けが可能です。
ペレットだけではなく薪も使用可能。さらにオーブンまで使え、使い勝手と楽しいを兼ね備えたアウトドアストーブです。
ペレットを使用するときは、薪をこまめに投入する手間がかからず、温度・時間管理がしやすくなるので、寒い冬など長時間の使用にもオススメです。
手元にペレットがないときには、薪も使えるので気軽に燃料のメリットを活かした使い分けが可能。
本体はU型構造で蓄熱性がとても高くなるので、大きな窓がついたオーブンで思う存分アウトドアクッキングを楽しめます。
煙突位置変更で天板の広さも確保しつつ、テーブルを付属したことによりサイズが小さくなった欠点を克服しました。
さらにダンパー付きの煙突や、投入ペレットの重さで自動的に吸気口が開閉するシステムを新しく導入。
ペレットが少なくなったときの逆流を減らすことが可能になりました。
ペレットストーブのMPS-01ですが、実は薪も使用可能。ペレットタンクを使用しないで空気流入筒に入るサイズの薪を直接投入することが可能です。どうしてもペレットがなくなってしまったときなどに心強い仕様となっています。
以前のHori3より約35%軽量化。重さも16キロから約12キロと軽くなり取り回しがよくなりました。小さくなった分天面の広さを確保するために煙突の位置を変更し、タンクの向きも変更。さらにテーブルを付属しました。小さいというメリットを余すことなく生かすことができます。
オーブンがついているので、アウトドア中の料理の幅が広がります。ピザやパンをサックリ温めたり、お肉などをジューシーにほろりと焼き上げたり。暖を取りながら簡単な下ごしらえで気づいたら調理ができているなんてことも可能。MSP-01はオーブンに大きな窓がついているので焼き色チェックも簡単です。
ストーブ炉内が真ん中で仕切られており、熱源から強い火力の炎が左から右へと流れ、さらに折り返し左から右へと流れる構造になっているため、煙突までの距離が長く、炎が煙突に直接流れることがありません。その結果煙突が熱くなりすぎることを防ぎ、煙も少なくなっています。 (※写真はHori3です)
ストーブ前面には大きなガラス窓がついており、煙突まで発生した対流で横に流れる美しい炎を見ることができます。その独特の美しさはHori3から変わらず健在です。
Hori3ではペレット量の調節ができる仕様となっていましたがMPS-01ではそれをなくし、ペレットを止めることができるようストッパープレートを採用しました。さらにペレットの残量が少なくなった時に発生していた煙の逆流を軽減するために、ペレットの重さで空気孔が自動に開閉し空気の取り入れ方を変えることができる弁を付けました。
Hori3ではペレットタンクの組立を小さなネジで行っていました。アウトドア中での小さなネジの使用は紛失の可能性が高まるので、スライド式のフックに変更。ペレットタンクの組立が簡単になりました。さらにペレットタンクの容量が5キロから7キロにサイズアップ。MAXで約7時間の燃焼が可能になりました。
炎の勢いがかなり強いHori3で、重要課題として取り組んだのがペレットかごの強化でした。Hori3からカゴの強化は行ってきましたが、さらにカゴの厚みや隙間などにもこだわり、ペレットの落ち方など細かい調整を行いました。
U型火路設計ということで、Hori3にはダンパーが付属していませんでしたが、すこしでも使い勝手を追求しダンパー付きの煙突を標準で装備。さらに調整がしやすくなりました。
以前もいろいろなオプション品を取り扱っていましたが、開発時にストーブの熱を使ってお湯を気軽に沸かすことができないかとポッドを考案。MPS-01専用の「ストーブポッド」が誕生しました。しっかりお湯が沸騰し、これでお湯割りやお茶、さらには寒い日の食器洗いなどにも気兼ねなくお湯を使えます。ストーブポッドのおまけとして蒸し器も付けました。
Q1:ペレット使用時の燃焼時間はどのくらいですか。
A1:基本的にペレット1キロに対し、1時間となります。ペレットタンクには最大7キロのペレットが投入可能ですので約7時間の連続使用が可能です。
Q2:付属の煙突はすべて使用したほうがよいですか。
A2:標準で付いている煙突は、全てご使用ください。煙突が短い状態ですと、正しく煙突効果が得られず、不完全燃焼の原因となります。また、特に寒い季節には、本体が温まるまでに時間が掛かるので、火入れ前にプレヒート(本体や煙突をバーナーであぶり事前に温める)を行うことをおススメします。
Q3:ダンパーの正しい使い方を教えてください。
A3:ダンパーは火力を弱めたい場合に、中の板が横になるように回してください。 ダンパーで火力を抑えると、ペレットが満タン時に1時間ほど燃焼が長持ちします。MPS-01のダンパーは、完全にふさぐタイプのものではないため、完全に横(閉じた)にした状態でも鎮火してしまう事は基本ありませんが、着火時の炎が安定するまでの間や、ペレットが少なくなった鎮火時には解放状態にしていただく様にお願いいたします。
Q4:自動空気流入口の仕組みと使い方を教えてください。
A4:ペレットでストーブを使用の際、ペレットの重みを利用して空気の流れを自動で流入・停止させるためのシステムです。空気流入筒の自動空気流入口は、ペレットの重みにより、自動で開閉します。ただし、ペレットの木片が挟まり上手く開閉しない場合等がありますのでペレットが沢山入った状態で自動空気流入口が開かない時は手動で開いてください。さらにペレットが空気流入筒よりも少なくなったのにもかかわらず、自動空気流入口が閉まらない場合は手動で閉めてください。
Q5:空気調整レバーや着火用バーナーなどはストーブ使用の際どのようにしたらよいですか。
A5:空気調整レバーは、空気流入筒より取り入れた空気を調整するレバーです。火力を弱めたい場合に閉めてください。ただし着火時炎が安定するまでの間や、ペレットが少なくなった鎮火時は、解放状態にしていただく様にお願いいたします。
着火用バーナー口は、着火後、閉じて使用してください。
Q6:空気調整やダンパーなどはどの程度あけたらよいですか。
A6:ダンパーおよび空気を閉めすぎてしまうと、気温やご使用されているペレット等の環境によって、上手く煙突効果を得られず不完全燃焼してしまう事があります。お客様にて色々お試しいただき、ちょうど良い調整をみつけていただければと思います。
Q7:一時的に消火することはできますか。
A7:基本はペレットの量をご調整いただき、燃やし切っていただく事を推奨しております。緊急時にストッパープレートを使用し、物理的にペレットの流入を止めることができますが、あくまでもペレットや薪を使用したストーブですので、ガスコンロの様に綺麗には終了できませんのでご理解ください。ストッパープレートを使って止める場合、空気の流れも変わってしまいますので、タンク側に煙が上がってしまう場合があり、30分程時間がかかります。必ず換気をしながらご使用いただく様にお願いいたします。
【ペレットストッパー使用時の順序】
1. ストッパープレートを空気流入口にある溝に差し込む
2. ストッパープレートと本体天板の間のペレットが本体天板下辺りまで燃えて下がるのを待つ
※この時、ダンパー、空気調整レバー等は解放状態にしてください。
3. 燃えて下がるのを待っている間に、空気流入筒とペレットカゴを止めているネジを外す
4. ゆっくり空気流入筒から上を引き抜く
5. 残っているペレットが燃えるのを待つ
鎮火を待たずにちょっと強引に終わらせる場合は、空気流入筒から上を外した後に、ツールバー等でカゴの上から、突きまくって灰受けにペレットおよび炭を落とし、炭ツボ等に捨てるやり方もあります。このやり方ですと15分ぐらいで鎮火出来ます。実施時は必ず防熱の手袋をご着用してください。無理な消火によるによる火傷や事故等については責任を負いかねますのでご了承ください。
Q8:着火の際に煙突以外から煙がでるのですが。
A8:安定して燃焼するまでは、多少煙突以外からも煙が出る場合もございます。自然物を燃やしている都合上、ご使用のペレットやご使用環境によってしまう事があるため、100%の対策とは言えませんが下記の対策をお試し頂ければと思います。
1.プレヒート不足
気温などが低いと、着火時に上手く煙突効果が得られず、安定して燃焼するまでにお時間が掛かってしまう場合があります。
着火前に、バーナー等で煙突や本体をよくプレヒート(本体や煙突を温める)していただくとスムーズに着火できます。
2.ダンパーおよび自動空気流入口、空気調整レバーが閉じた状態になっている。
空気を流入する場所は開いた状態で着火してください。自動空気流入口については、ペレット等のゴミで自動で開かない場合があります。ペレットを投入したのち、開いている事を確認の上、開き切っていない場合は、手で開いてから着火してください。
3.ペレットが湿気ている。
ペレットは湿気に弱く湿気ていると着火しても上手く燃焼しない場合があります。ご使用のペレットは出来るだけ乾燥した場所で保管する様にしてください。また、全木ペレットよりも、ホワイトペレットを推奨しております。
ペレットという自然物を燃料にしている都合上、使ってるペレットやその時の状態(湿気など)、気温などの環境にもよってしまうので100%防ぐとは言えないのですがお試しいただければと思います。
「自動空気流入口」はペレットのゴミ等が挟まっていた際に閉じ切らない場合があります。どうしても細かい破片等を流し込むため、起こってしまう現象ですので、その様な場合は、ツールバーにて手動で閉じてください。逆に着火時やペレットが沢山入っている時に同一の理由で開き切らない場合もあり、逆流する事があります。 ストーブの使用を繰り返すとヤニなどが付着し、動きが鈍る場合があるので、ご使用前に「自動空気流入口」がパカパカの状態(負荷がない状態)である事を確認してください。
長時間燃やしている状態時に、ペレットカゴ内で灰にならずに、ペレットの炭が詰まってしまう場合があります。その場合、上手く空気を取り入れらずに不完全燃焼し、煙が出てしまうケースがあります。長時間燃やす場合は、定期的にツールバーの直線側でペレットカゴをつつく等して詰まっている炭を落としてください。並びに灰受けが満杯の場合は一度取出しをしてください。
MPS-01のダンパーは、完全にふさぐタイプのものではないため、完全に横(閉じた)にした状態でも鎮火してしまう事は基本ありませんが、着火時の炎が安定するまでの間や、ペレットが少なくなった鎮火時には解放状態にしていただく様にお願いいたします。
着火用バーナー口は、着火後、閉じて使用してください。
着火時に炎が安定するまで時間が掛かると上に煙が上がりヤニ等が付きやすくなるため、着火時はよくプレヒート(煙突や本体をバーナー等で温める)をすると早く安定しやすくなりますのでお試しください。気温が低い時などの着火時にもプレヒートをおすすめします。
品 名:MPS-01【鹿柄】
サイズ:【煙突付けた場合の高さ】約230cm
【燃焼室の内寸】約12.7cm×35.5cm×18cm
【外 寸】約37.5cm×42.3cm×18.5cm
【扉サイズ】約10.5cm×14.5cm
【オーブンサイズ】約10.5cm×24cm×18cm
【テーブルサイズ】約19.5cm×16.5cm
【収納時サイズ】約42cm×43cm×21cm
材 質:304ステンレス、マイクロクリスタルガラス
重 量:約11.8kg
煙突位置:横面
標準装備対応燃料:ペレット・薪
ペレットタンク容量:約7kg(タンク満タンで7時間程度)
セット内容:本体、直煙突(40cm×3、30cm×2、ダンパー付き煙突30cm×1、先端煙突25cm×1)、90度煙突×1、テーブル、ツールバー、ペレットストッパー、ガイロープリング、メンテナンス工具、収納袋
※標準で付属されているパーツは全て収納後バッグ袋内には少し余白ができるので、追加で40cm煙突があと2本入るぐらいのサイズになります。