アウトドアで「コーヒーを飲む」ことを楽しみの一つとしている方は多いと思います。
自然の中で、コーヒーの香りを楽しみながら、いただくコーヒーは癒しそのもの。
朝食の定番ドリンクとして、お肉を食べた食後に、ゆっくり流れる時間と共に…
コーヒー初心者さんからコーヒーマスターまで、それぞれのこだわりの時間は最高のひと時です。
コーヒーには意外とたくさんの工程があり、その工程の多さがさらにコーヒーファンを楽しませる要因の一つです。
豆を引いたり、フィルターをセットしたり、お湯をわかしたり…
それぞれにこだわりの手法と道具があるのでそれをチョイスする楽しみは無限大です。
今回は「コーヒー豆を炒る」に特化し、さらにアウトドアで定番のメスティンを焙煎機をして使い、GREENSTOVE社のアウトドアストーブで焙煎スタートです!
焙煎のまえにお豆をピッキングをしていきます。
コーヒー豆のピッキングとは、虫食いや破損・亀裂・変形がある豆や、サイズが大きすぎたり小さすぎたりして均一にローストできないお豆たちをピックアップして、はじいておきます。
しかしこの作業もアウトドアでのローストなのであまり気にしすぎず、のんびりと行いました。
【材 料】
生豆を焙煎すると約2割軽く仕上がります。
今回100gの生豆を焙煎したのでおそらく仕上がりは80g前後です。
1杯のコーヒー豆は約10gで120cc(1杯)抽出なので8杯のコーヒーが飲めます。
コーヒー豆はフライパン焙煎ができるので今回は初めてメスティンでチャレンジ。メスティンはフライパンのように焼くことができるので、少しだけピッキングしてチャレンジ開始です。
※メスティンは空焚きNGですがコーヒーの生豆には少量の水分が入っているのでチャレンジ!しかし最後のほうは空焚きに近くなるので深煎りはしないほうがいいかもしれません。
GreenStove社の薪ストーブは、いろんなサイズのストーブがあり特に調理に特化したモデルなどありますが、天面が広いタイプのものならお湯を沸かしたり、鉄板を置いて焼き物もできるのでとっても便利。
ストーブがしっかり温まったら生豆の入ったメスティンを置いて、蓋をしもくもくと振り続けるだけ!
調理法としては「ただただ30分ふり続ける(結構大変…)」ですが、20分ほどしたころにうっすら色がつき始めました。
変化があまりなくここまで非常に長く感じます…
さらに降り続けるとパチパチと弾ける「爆ぜ(1ハゼ)」が聞こえてきます。
「ハゼ」とは焙煎中のコーヒー豆に起こる現象のことで、焙煎時の化学反応で豆内部に発生した、二酸化炭素などのガスの圧力に耐えられなくなった豆が裂けることを言います。
1ハゼが聞こえたら、火からおろして少し余熱で振り、豆の色合いを見ながらザルにあげひとまず完成です!
本当は1日以上寝かしてから飲んだほうが豆本来の風味がわかりやすく、セオリー通りではあります。
しかしアウトドアの醍醐味として、今回はせっかくなので煎りたてをいただきます。
浅煎りで軽く、焙煎香はするもののおいしい仕上がりでした!
今回は薪ストーブで焙煎を行いましたが、ペレットストーブ、卓上ガスコンロ、もちろん焚き火でもできるのでいろいろお試しください。
アウトドアでの薪ストーブを使ったコーヒー豆の焙煎は、自然の中での贅沢な体験です。
時間も手間もかかりますが、焙煎の過程やコーヒー豆の香りを楽しみながら、新鮮なコーヒーを自分で作る喜びを味わえ、おすすめな時間の過ごし方です!
コーヒーお供にストーブを活用したおやつ「スモア」も一緒に。
炎の調節がしやすく、天板があるので焚火台のように糖分が焦げ付くことなく塩梅よく完成!
調理に特化したモデルがペレットストーブ「MPS-01」。
このモデルはなんと本体にオーブンがついています!
ペレットストーブの利点をいかし温度が安定しやすく、しっかり高温になるストーブは温度計や前面ガラス窓付きで管理もしやすいので、ピザやパンなどももちろん、お肉やお魚をジューシーに仕上げることもできます。
さらに前モデルより本体は小さくなりましたが、ペレットタンクの向きが変わり、標準でテーブルが付属するなど、天板を広くとる工夫が随所に。
別売りのMPS-01専用品もそろっており、スパークブロックで簡単な保温をしたり、ストーブの脇につけらるストーブポッドでお湯を沸かすことができるのでコーヒーやお茶などがいつでも飲め、さらに蒸し料理まで可能!
調理の幅を持たせたい方や、せっかく火を使うならついでにいろんなことができたらうれしい!方などにおススメです。